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建築系職人2.0

町の便利なクロス屋さん公式ブログ。職人による職人がもっと上へ行くための道中記。

第4回【基本技術】手糊!

 しかたなく手でクロスに糊をつける場合、基本はローラーで塗ります。

 ところが、ローラーっていうのは、なかなかのクセモノで、塗り忘れて「スカスカ」だったりします。

 スカスカはまだいいとして、塗り忘れは結構めんどくさいのです。

 そこで、確実に糊付けをする方法に、「クシ」で塗るがあります。

 床に糊を塗るように、クロスに糊を塗るのです。このメリットは、均一に塗れることです。

 「クシの目」が気になるなら、クシで塗ったあとにローラーで「均(なら)す」のもいいですね。

手糊
●糊のクシは、ゴム製のヤヨイ「NP-2000」付属のものがオススメ!



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 次回の更新日は10/28です
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第3回【コラム】クロスは「はがす」か「めくる」か

 地方や親方によって、呼び方がちがいますね。関西圏では「めくる」を使うようです。

 どちらが正しいのかは、じつはどうでもいいことなのです。通じればいいのですから。しかしここは、厳密な意味を考えてみます。

 国語辞典で意味をしらべると、クロスは「はがす」です。「はがす」は取り去るという意味です。「シールをはがす」でわかるとおりです。

 古いクロスを取り去って、新しいクロスを貼る…ということです。

 「めくる」は「ページをめくる」「布団をめくる」というように、「めくればもどせる」という一時的な状態をしめすニュアンが強いです。「取り去る」というニュアンスではありません。

 小学生男子による「スカートめくり」もあります。「スカートはがし」ではありませんよね。それは変態行動になります。

 この2つの言葉は、作業工程でもあります。「めくって」「はがす」ですよね。つまり、取っ掛かりとその後…という感じです。

 そういうことを考えれば、「めくり」も「はがす」もまちがいではないことになりますね。



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 次回の更新日は10/14です
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第2回【基礎知識】パテの上にクロスがつかない理由

 「パテの上はクロスがつかない」

 これは、むかしから言われていることです。

 結論を言うと、パテにつかないのではなく、ペーパー(サンダー)で擦った粉がパテ上に残り、クロスの裏面の糊を「飛ばす」のです。

 パテにクロスはつきます。実際、総パテ(全面パテ)をしてクロスを貼っても、はがれてくることはありません。

 単に「パテにクロスはつかない」と思うのではなく、その理由をしっかり認識することが大事です。

 理由を知らないと、その対策もできないのです。原因は「粉」なので、粉を取りのぞけば、ピッシャリつきます。

 ちなみに、「つかない」という事実は、都合のいいことでもあります。それは、下地を拾わなくさせるからです。

 下地を拾わないということは、クロスの表面がフラットになるということなのです。パテあとを出さないのですね。

 そんな、下地がまったく出ていないクロスの張替えの現場にかぎって、はがすとパテの部分が浮いていることがあります。

 また、パテ上でジョイントをしている場合は、ジョイントが浮き浮きになっていたりします。これも、粉による接着不良の結果なのです。

 前任者は、懸命にペーパーを擦りまくり、それによって出た大量の粉が糊を飛ばし、結果的に下地の露出を防いだのです。

 皮肉なことですが、これもペーパーをする意義のひとつなのです。

 ですから、パテの上でのジョイントは、かならず浮いてきますので、避けるべきなのです。

 しょうがなくジョイントをしたり、総パテの場合なら、ジョイント部分だけ粉を取りのぞく必要があります。水ローラーを転がすだけでも効果はあります。



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 次回の更新日は10/7です
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第1回【コラム】日本にクロス屋は何人いるのか?

 先日、国内のフリーランス人口は300万人とのニュースがありました。いわゆる自営業者や一人親方です。そのうち、1位は建設業で43万人です。

 この43万人の中に、われわれクロス屋がいます。ではその中に、クロス屋は何人いるのでしょうか。

 これは、むかしから気になるところでした。こういうニュースが出たので、クロス屋は何人いるのかを独自で計算してみました。

 建設業と呼ばれる職業は、全部で29種類あります。その中でフリーランスとして働ける職種は、クロス屋も含め、大工、電気屋、設備屋、塗装屋といったところでしょうか。

 また、車1台に仕事道具をつめ込むことができる…といったこともポイントです。内装系の職人に多く見られます。

 外装系は、鳶職や土木工事がおもです。彼らは足場やトラックを複数用意しておかなくてはならず、とても自営業ではまかないきれません。

 つまり、仕事の規模のちがいで、自営業(一人親方)か従業員を抱える会社とわかれるといっていいかもしれません。

 内装系のみならず、外装系でもフリーランスの職人はいるでしょうから、ざっと10種類はいると考えます。そうなると、クロス屋さんは全国に43000人はいると推測できます。

 それを人口比率に落としてみると、東京都に4700人おり、大阪府には3000人、広島県には960人がいると計算されます。

 ただこの数字には、床職人と内装屋も含まれます。それも考慮してクロス屋、床職人、内装屋の3で割ると、クロス屋は日本で14000人がおり、東京都には1500人、大阪府に1000人、広島県に300人ものクロス屋がいることになります。

 多いのか少ないのかわかりませんね(笑)

 全国の工務店は16万社あるとのことらしいので、それに対してクロス屋と床職人、内装屋と合わせて43000人というのも、すこしは納得できそうな数字ですね。

 ※43000人という数字は独自に予想したものです。


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次回の更新日は9/28です
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【お知らせ】開設!

 このたび、町の便利なクロス屋さんの公式ブログを開設します。

 ただ、日記などの近況報告は書きません。技術的なことを中心に綴っていきたいと思います。

 工事の仕上がりなどの写真は、専用のブログがすでにありますので、一般のみなさまはそちらを参考になさってください。

 ちなみに、10年くらい前にもブログをやっていましたが、今回ふたたび開設いたします。

 本ブログは、どちらかというと、職人さん向けの内容になると思います。

 ですから、工事現場や内装工事などの仕事に関係するコラムも書いていきます。職人さんが読んで、すこしでもプラスになるような内容にしていきたいですね。

 また、技術的な深い内容のものは、一般公開を避けるため有料記事になります。お金を支払う価値があると判断できる場合のみ、お読みください。

 よろしくお願いします。

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次回の更新日は9/21です
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プロフィール

インテリアこうち

Author:インテリアこうち
2001年からフリーランスの内装職人。2005年に「町の便利なクロス屋さん」を開設。

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