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建築系職人2.0

町の便利なクロス屋さん公式ブログ。バージョンアップし続ける職人になるため道中記

第19回【基礎知識】パテ論〜きれいなパテ、汚いパテ

 ツイッターで、若いクロス屋さんが写真投稿をしているのを見かけました。写真は2枚。きっちりとまっすぐに打たれたパテと、ふにゃふにゃして曲がったパテ。

 ふにゃふにゃして曲がったパテは、自分の親方がしたものといい、きっちりとまっすぐ打ったパテは、自分のものだといいます。

 さらにつけ加えて、お客さんか見に来たとき、どちらが好印象を持つか…てな感じのことをコメントしていました。

 これは当然、きっちりとまっすぐに打たれたパテでしょう。ふにゃふにゃ打たれた親方のパテではないと…。

 また、スピードは親方のほうが速く、自分は遅い…とのことでした。

 論点はいろいろありますが、わたしとしては「親方推し」です。スピード性を高めてでもパテは早めに終わらせるべきです。パテの「見た目」は、クロスの仕上がりとは関係ないからです。

 とはいえ、素人のお客さんは、きれいなパテを評価するはずです。これはもう、しょうがないですね。

 その若いクロス屋さんの現場は、新築一戸建てのようでした。おそらく、上手な大工さんによる下地だと思います。

 下地がきれいなら、パテも均衡がとれます。そうでないリフォームの場合は、多くは下地はガタガタです。

 ガタガタを調整するのですから、パテもそれに合わせた見た目になるのです。それは、ガタガタしてふにゃふにゃしたパテにもなりうるのです。

 つまり、比較的まっすぐに打てるパテは、きれいな下地が条件となります。それならば、まっすぐきれいに打てます。

 しかし、わたしはそうはしません。それには時間がかかるのと、きれいな下地の現場は、ほとんどないからです。それならば、ガタガタした下地ありきで、スピード性のあるパテにこだわるほうがベストです。

 「パテはまっすぐに」という概念を、プロであるクロス屋がSNSで発信されては、あまりよろしくないように思います。まあ、わたしも人のことは言えませんが…。

 というより、わたしが一番気になったのは、自分の親方を吊し上げ、「評価されるのはボクだと思いませんか?」というものです。

 主張したいことはわかりますが、不義理な弟子ですね…。



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 次回の更新日は3/28です
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インテリアこうち

Author:インテリアこうち
2001年からフリーランスの内装職人。2005年に「町の便利なクロス屋さん」を開設。

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